タンザニアに戻って以来、再び「龍馬伝」にはまりぱなし

の信太郎です。

早川さん、いつもDVDありがとうございます。

1日3話ペースで観ております。


さて、今回は選挙の事を少し書きたいと思います。

先月末にタンザニアで総選挙が行われました。

5年に一度、大統領、国会議員の選挙です。

先ず、日本と違うのは、タンザニアは1院制で

選挙は小選挙区制と比例、大統領による指名など

になります。

今回の選挙で国会議員数も増え、355議席になります。

その内訳は、選挙区で239議席、比例で各政党別に

振り分けられる特別枠(女性、青年枠など)が100議席

あと大統領が指名できる議席が10議席、そして

ザンジバル政府枠として5議席、検事総長1議席になります。



ここで特記すべき事は、特別枠として女性議席がある事です。

無論、女性でも選挙区に立候補は出来ますが、余程の人気、

国会でのパフォーマンスなどが卓越していないと当選は難しい

と言われます。

しかし、この国で働いてきて各省庁に行く機会が多くありますが、

そこでは多くの女性が要職に就いて各部門を動かしています。

国会議員数、政府機関の女性職員数は日本と比べると

かなり多いかと思います。

私が住むダルでも7~8選挙区に分かれ各選挙区で

1名の国会議員が選出されますが、この中の選挙区でも

女性の候補者は数名いました。



国民の選挙に対する意識はどうでしょうか。

この国では住民登録もままならず、国民の総人口も

はっきりとした数は分かっていない状態ですが、

国民の政治に対する関心度は高く、国会中継を

観たり、政治への批判なども世間話でのトピックに

よくなったりもします。

不景気=政治の責任、これは世界共通なんでしょうか。

ニエレレ時代はCCMによる一党政治が行われておりましたが、

近年は野党の数も増え、またアメリカ大統領選挙における

オバマ大統領の誕生、そして彼のスローガンである

「Change」の風をタンザニアの政治にも吹かせようとする

動きもあります。

国民の関心は変革にあると感じました。



タンザニアの選挙活動というと、

8月末ぐらいから、選挙キャンペーンが始まり、街中の

看板に大統領の顔写真が飾られ、

「Chaguwa CCM、Chaguwa Kikwete!」の文字

だらけになりました。

「CCMを選ぼう、キクゥエテを選ぼう!」という意味です。

CCMとは初代大統領のニエレレが創設したタンザニア革命党

の事で、タンザニアでは一党独裁ともいえる程の勢力を

保持しています。

与党CCMだけではなく、野党も同様にキャンペーンを

繰り広げます。

看板だけでなく、選挙ポスターは街のいたるところに貼られ

街の景観を損なっています。

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ポスターもシンプル、そして政党別にカラーが決まっているので

分かりやすくなっています。

日本でも昔は電柱などに水糊をはけで塗り、ぺたぺた貼って

いましたが、やはり選挙活動の公平性と景観を損ねるので

という理由で、公営掲示板でのみの掲載になっています。


また選挙カーというか、選挙トラックは音楽を大音量でかけ

街中を駆け回ります。

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トラックの荷台には大きなスピーカーがいくつも乗せ、ノリノリの音楽で

通りすがりの人はその音楽に合わせ踊り、手を振ってます。

日本の選挙カーも、同じ文言を繰り返すばかりですが、

候補者の名前を連呼するわけでもなく、ただ音楽だけです。

こんな楽で楽しい意選挙活動はないですよね^^




政策選挙が行われているのかといいますと、

日本の政党のようにマニフェストを配り、各党独自の

政策を打ちだし、選挙民に指示を訴えるのですが、

タンザニアといいますと、第一次産業が主な国ですので、

各党の主張は「農業を伸ばします!」のみになります。

シンプル イズ Best で分かり易いのかもしれませんが、

それだけじゃね~~



国が違うと、こうも選挙活動が違うんですね。

日本での選挙活動は公職選挙法に則り、公平かつ健全に

行われていますが、逆にあまりにも法律に縛られ過ぎて

形式ばった活動しか出来ていないような気がします。

もっと候補者の個性、人間性が伝わるような活動が

出来れば、関心も高まり、政治への信頼も少しは

回復するのではないかと思います。